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【企画展「21.5世紀の地域デザイン」関連ワークショップ】子どもも!大人も!パラパラまんがで自由な発想と創造力を育もう~写真文化首都・東川町(北海道)からの贈り物
2024-11-04
Written by:
HIRAKU IKEBUKURO運営チーム
Photography:
Thanks:
2024年11月2日(土)、北海道上川郡東川町在住のパラパラまんが作家、杉野公亮さんを講師にお迎えしたパラパラまんがのワークショップを開催しました。
会場には東川町の四季を、透き通るような美しさで布に映し出した写真が大きく展示されています。一枚一枚、町への愛しみが伝わってくる写真を眺めていると、観ているこちらも優しい気持ちになってきます。同町は雄大な自然や田園風景を守りながら、《「写す、残す、伝える」心を大切にした写真文化の中心地》として、1985年に「写真文化首都」を宣言しています。東川町の展示と杉野さんのパラパラまんがは11月8日(金)まで見ることができます。
ぜひお立ちよりいただけるとうれしいです。
ワークショップオープニングでは、「東川町には上水道がない」という驚きのエピソードが紹介されました。大雪山からの豊かな伏流水に恵まれているため、全戸が地下水を利用しているそうです。その水と肥沃で広大な平地は、毎年おいしいお米の恵みをもたらします。
そんな雄大なお話を聞いた後、いよいよ手元の小さなパラパラまんがの世界へ!
色を付けたい!セリフ入れてもいい?急に魚が飛び出し過ぎかな?
そんな子どもたちの自由で屈託ない発想を杉野さん自身一緒に楽しみながら、一つ一つの作品をあたかもわが子のかわいいお友達といった感じに歓迎されていて、子ども達も今日触れた新しい世界を心から楽しんでいました。
またHIRAKU書店棚主の「クマゲラ文庫」さんによる、東川町町民の皆さんが選書された絵本、写真集が大きな丸テーブルの上に並べられ、東川町の世界観がページの間から立ち上るような空間になりました。
雨の中お越しくださった参加者の皆さま、ありがとうございました!