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HIRAKUで読むvol.5 大人の読み聞かせ 『棟方志功』
驚きのオドロキ、
喜びのヨロコビ、
哀しさのカナシサ、
大事大切さばかりに描かれている
棟方志功「我は、ゴッホになる」より
古本屋さんに行くと、他人の本棚を覗き見るような感覚がある。本は人の手から人の手にわたるものでもあるけれども、かといって通貨のようなものでもない。目の前に積んであるまだ読まれていない本が、通帳に貯められている預金のようであるかと思えばそうではない。通貨は何度も使うことはできないけれども、本は何度も読むことができる。そして、読む度に違うことを読ませてくれるのが、言葉の凄み。
HIRAKUで読むシーズン最後を飾るのは前回に引き続き、『棟方志功を聴く』。
板画家・棟方志功は生涯の多くの時間を絵を描くことに使いました。そして板画について多くの言葉も語りました。語るために、たくさんの言葉をつくりました。棟方が板を彫る音、その息遣いは、まさに命がけ、棟方の言う「ボディがけ」です。その「ボディがけ」の切先を、今度は紙と言葉の間に見つけたい。
人と知の交流の場・HIRAKU 01 IKEBUKUROを2日間かぎりの”劇場”にして、お待ちしています。
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ほころびオーケストラ
演劇/劇場の手法を使いながら、仕掛人たちと共に町/劇場を遊び・越境し・ほころぶワークショップやパフォーマンスを企画・実施。これまでの作品に、東京都・多摩川河川敷に子どもたちが歌い踊る門(野外劇場)を出現させた『たまたまモンスター in 多摩市』(2022年)、訪れた町の人たちと物語を進める『恋するロボット』(2022年初演、東京、静岡)、『ゴースト・ストーリーズ~幽霊と旅人と幻の鳥~(2024年、青森)など。ワークショップの設計・実施も多数。2022年8月結成。
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⚫︎日時(全2回公演)
6月14日(土) 19:00開演 / 18:30開場
6月15日(日) 15:00開演 / 14:30開場
日付・チケット種別のお間違えのないよう十分ご注意ください。
⚫︎会場
HIRAKU 01 IKEBUKURO SOCIAL DESIGN LIBRARY
豊島区上池袋2-2-15(池袋駅東口、徒歩12 分)
⚫︎チケット
一般:2,000円
視覚に障がいのある方:1,000円
介助者:無料
U25:1,000円
高校生以下:500円
チケット種別・日付のお間違えのないよう十分ご注意ください。
本公演は、目の見えづらい方が鑑賞しやすい環境を目指して制作しています。
⚫︎申込み
https://peatix.com/event/4420708
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⚫︎関連イベント
日 時:6月8日(日)14:00~15:30
参加費:一般¥1,000 学生¥500
聴き手:中村陽一(ブルーブラックカンパニー代表、立教大学名誉教授)
話し手:岡村豊彦さん(青熊書店)
棟方志功の出身地「青森」。その青森(と熊本)にこだわって「青熊書店」を運営されている岡村さんをお招きし、本のある場所から生まれるつながりについて参加者のみなさんと一緒に考えます。
関連イベントの詳細・お申し込みはコチラ
https://peatix.com/event/4422048
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主催:株式会社ブルーブラックカンパニー
共催:HIRAKU 01 IKEBUKURO SOCIAL DESIGN LIBRARY
協力:一般社団法人ビーラインドプロジェクト 青熊書店 マシュー建築設計事務所
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[芸術文化による社会支援助成]