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【出版記念トークセッション】ケアとコモンズーまちづくりを超えて(『まちのコモンズ、風通しのよい暮らし 食から始まるゆるやかなコミュニティ』出版記念イベント第1部)

2026-01-09
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まちに開かれたシェアハウス「okatteにしおぎ」のオーナー、竹之内祥子さんが、

ブルーブラックカンパニーから初の著書を出版します(2026年1月29日発売予定)。

その記念イベントを2部制で企画しました。

第1部は、同じく弊社から2025年9月に刊行した『境界線を曖昧にする ケアとコミュニティの関係を耕す』の著者、糟谷明範さんをゲストにお迎えし、弊社代表・中村陽一を交えてトークセッションを開催します。「まちに開かれたシェアハウス」のオーナーとして現代社会における「コモンズ(共有地)」の可能性を探求し続けてきた著者・竹之内祥子さん、理学療法士として訪問看護ステーションやコミュニティカフェを運営しながら「医療や福祉」と「人とまち」との関係性を問い続けている糟谷明範さん、そして「関係性を活かし、編み直す」社会デザインを提唱してきた中村陽一が、〈ケア〉と〈コモンズ〉と〈まちづくり〉の関係性について語り合います。会場の皆さまとの意見交換の時間も長めに設けますので、ふるってご参加ください。

 

■ 出演者プロフィール(敬称略)

・著者:竹之内祥子(okatteにしおぎオーナー)

okatteにしおぎオーナー。株式会社コンヴィヴィアリテ代表取締役。上智大学大学院文学研究科博士前期課程修了。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科博士前期課程修了。1983年、夫と共に株式会社シナリオワークを設立。2005年、夫の急逝後は代表取締役に。シングル子育てをしながら、大手広告代理店などをクライアントとして、リサーチと消費者インサイトをもとに商品開発やコミュニケーション戦略立案を手がけ、2020年、次世代にバトンを渡す。2015年、祖父母の代からの自宅をリノベーションして、「食」をテーマとした会員制パブリック・コモンキッチン/スペース&シェアハウス「okatteにしおぎ」をオープン。okatteにしおぎで「コモン実家」の「コモン祖母」として、風通しのよい暮らしを提供しつつ、野生のコモンズ研究者として、70代を楽しみたいと思っている。ーable society(エイブルソサエティ)研究会代表。ソーシャルデザインフェス実行委員。2009年から公益財団法人吉田英雄記念事業財団の研究広報誌『アド・スタディーズ』にて、「消費パラダイムシフトの現場」を連載中。

・ゲスト:糟谷明範(株式会社シンクハピネス 代表取締役、理学療法士)

東京都出身。2006年に理学療法士免許取得。2つの総合病院、訪問看護ステーション勤務を経て、2014年に株式会社シンクハピネスを創業。「いまのしあわせをつくる」をビジョンに、東京都府中市で活動している。現在は、LIC訪問看護リハビリステーション(訪問看護)、LIC居宅介護支援事業所(居宅介護支援)、FLAT STAND(カフェ&コミュニティ)という3つの事業を行いながら、そこに集まるさまざまな立場の人たちとともに、空きアパートなどを使ったコミュニティ「たまれ」を運営。人と人との関わりを通じてコトや場を育んでいる。著書に『境界線を曖昧にする ケアとコミュニティの関係を耕す』(ブルーブラックカンパニー、2025年)

・モデレーター:中村陽一(ソーシャルデザイナー、株式会社ブルーブラックカンパニー代表取締役

立教大学名誉教授、東京大学大学院情報学環特任教授、青森中央学院大学経営法学部特任教授、一般社団法人社会デザイン・ビジネスラボ代表理事、社会デザイン学会会長。NPO法人やソーシャルビジネスの運営サポート等、現場と大学を往復しつつ実践的研究、政策提言等に取り組む。ニッポン放送「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design」パーソナリティ。ジャズライブでのリーディングや演劇プロデュースなど幅広い活動も行う。名誉唎酒師酒匠。専門分野は、「社会デザイン学」「ソーシャルビジネス」「コミュニティデザイン」「NPO/市民活動論」ほか。2024年に『社会デザインをひらく』(監修、ミネルヴァ書房)を出版。

■ こんな人におすすめ!

✓〈ケア〉〈コモンズ〉〈まちづくり〉に関心のある方

✓ 「社会デザイン」発想による課題へのアプローチに関心のある方

✓ 自宅や実家、空きアパートなどのリノベーションによる場づくりに関心のある方

✓ ご自身が関わっている社会デザインやまちづくりの活動を書籍として出版してみたい方

■ イベント概要

日時:2026年2月14日(土)

開場:15:30 / 開始:16:00 / 終了:17:30(予定)

募集:30名

チケット種別:

①イベント参加券・書籍(税込2,420円)つき:3,300円

②イベント参加券(書籍なし):1,500円

※②の方も、会場にて書籍をお買い求めいただけます。

申込み:PEATIX

会場:HIRAKU 01 IKEBUKURO SOCIAL DESIGN LIBRARY(東京都豊島区上池袋2-2-15/池袋駅より徒歩12分)

主催:株式会社ブルーブラックカンパニー

問い合わせ先:株式会社ブルーブラックカンパニー

Mail:contact@blueblackcompany.co.jp

※同日2/14(土)18時より、出版記念イベント『まちのコモンズ、風通しのよい暮らし 食から始まるゆるやかなコミュニティ』第2部:パーティーを開催いたします。ぜひ併せてご参加ください。別ページからのお申込をお願いいたします。→出版記念イベント第2部のお申し込みはこちら

■ 書籍詳細

『まちのコモンズ、風通しのよい暮らし 食から始まるゆるやかなコミュニティ』

竹之内祥子 著

ブルーブラックカンパニー 刊

四六判・並製・256ページ/2,200円+税

2026/1/29発売

還暦目前、「皆で使い合うキッチンのある家」に自宅を増改築。
東京・杉並、小さなコモンズ(共有地)の10年。

人はいま新しい故郷を探している。
心がつながったり、
ほぐれたりする故郷を。
――三浦展さん(社会デザイン研究者)推薦

東京・杉並の住宅街にある「okatteにしおぎ」は、「食」をテーマとした会員制のパブリック・コモンキッチン&スペースとシェアハウス。そのオーナーである著者は、夫の急死や東日本大震災を経て「家を開いて使い合う」ことに興味が湧き、三世帯で暮らした自宅を還暦目前に増改築して「大家さん」に転身した。多様なメンバーと共に運営することでの「面倒くささ」はありつつも、それを超える楽しさが生み出されているこの場の不思議なおもしろさを「コモンズ」という概念で読み解く著者は、まちから暮らしと生業が失われ「自立が孤立に転化している時代」の処方箋としても有効だと考える。自身の「家と家族の記憶」や終活とも重ね合わせつつ、コモンズから始まる風通しのよい世界へと「旅」してきた著者の思索と実践の記録。

【本文より】

大家としては、10年経っても、20年経っても、キッチンのスポンジやふきんの使い方について、みんながああだこうだと話し合い、常にルールは暫定で、食べたい人が勝手にごはんをつくって食べ、自分のしたいことを自由にやってみて、失敗してもああおもしろかったねと笑い、ふっと自分の悩みを打ち明けて、ほっとできる場所であってほしい。普通、実家といえば地方のイメージだが、okatteは東京在住でも地方に移住しても、メンバーがみんなで共有する「実家」のような「コモンズ」として続いていくことを願っている。(第1章「okatteにしおぎ共創記――「まちのコモンズ」の10年)

【目次より】

第1章 okatteにしおぎ共創記――「まちのコモンズ」の10年

第2章 okatteゼロ――「家と家族」の記憶をたどる

第3章 okatte大家のコモンズ論――実践と研究の往復から

第4章 コモンズの終活――進化と継承を目指して

[ブックガイド]コモンズをより深く知るための8冊